自分に合った教材選びと受験実施団体選びは重要です!
FP技能士の資格を取得する場合、原則として金融財政事情研究会(きんざい)と日本FP協会(FP協会)の2つがあります。受験団体を決めないと、それぞれに対応した教材を選ばないといけないので、今回はそのヒントになれば幸いです。
[こんな方に読んで欲しい]
- 独学なので何をどうすればよいかわからない。
- YOUTUBEなどの動画で知識の概要はインプットするが、実際の過去問はペーパーで解きたい。
まずはFP3級の受験資格を確認しよう
※2023年11月より、FP3級試験は統一試験(ペーパー試験)からCBT試験に移行いたしました。
<学科試験>
[出題形式]
CBT方式による試験(〇×式、三答択一式、計60問)
[当日の持ち物]
本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナカードなど顔写真付き証明書類)
※試験に私物の持ち込みは不可。計算機は、パソコン画面に表示されるアプリケーションを利用する事ができます。
[合格基準]
60点満点で36点以上
<実技試験>
[出題方式]
CBT方式による試験
[当日の持ちもの]
上記、学科試験に同じ。
[合格基準]
きんざいでは全15問 50点満点中30点以上で合格。
FP協会は全20問 100点満点中60点以上で合格となります。
きんざいとFP協会では、実技試験で違いがあるのね。どれがいいのかしら。。。
学科と実技に両方合格してファイナンシャル・プランニング技能士としてなのれるのですが、
実技試験には団体によって異なりますよね。
実技試験のアドバイスとしては「自分自身がどの分野を学びたいか?」で決めたほうが良いと思います。
例えば、特に「保険分野」で自分のライフプランを充実させたいと思ったら、きんざいの保健資産相談業務になります。
きんざいで受験した者として、その経験を紹介いたします。
私はきんざいで受験しました。その理由として、会社側がきんざいでの受験を奨励していたからです。私の職場では、FP3級保有者は3,000円。FP2級保有者は70,000円の資格手当がでます。
なので、きんざいとFP協会の実技試験を比較検討することなく、3級・2級をきんざいで受験しました。結果的に私はそれで満足しています。
きんざいもしくはFP協会どちらで受験するのか。そして、実技試験の種類も確定させたら学習開始ね!
そうですね!
では、テキストと問題集の準備をしましょう!
自分に合ったテキスト・教材の選び方
簿記や英検、漢検や宅建士など多くの資格試験がありますが、その勉強をする際にはテキストと問題集を準備してで学習すると思います。インターネットのレビューが多くても、実際手に取ってみるとイマイチだったりします。
勉強方法に関しては「耳学」の記事で紹介しております。
学習を進めていくと、学力が停滞(伸び悩み)した際になぜか「テキストが悪い」みたく他責にすることもしばしば。。。。
実際、私も勉強をしていたころは、ある論点で行き詰っていた時にテキストのせいにしていました。
「本気でやる」と覚悟を決めたらどの教材・問題集を使うか?
最近は人気ユーチューバーが監修した教材も多く販売されてますよね!
そうですね。でもここはじっくりと自分の目で見て確かめてテキストや問題集を選んだほうが良いと思います。
- テキストを探す場合、書店で実際に手に取って複数の出版社から発売されている書籍にじっくり目を通して納得のいくテキストをみつける。ポイントとしては、テキストでの説明が自分にとって「わかりやすい」思ったものがいいです。テキストの帯に「〇〇万部」「人気第1位」は必ずしも自分に当てはまるとは限りませんからね!
- 問題集の場合、1番手っ取り早いのはその資格試験を実施している団体から販売されている公式問題集以外ないと私は考えます。
しかし、最近は実技試験(FP協会・きんざい)両実施団体の問題に対応した書籍が多く発売されています。
公式の問題集は傾向と対策が抑えられている。
「過去問を制する者は受験を制する」です。過去問を繰り返し解くことでその問題の傾向と対策をとることができます。
FP技能士試験の学科は両団体統一なので気にはなりませんが、実技試験はどうしても出題のスタイルに違いがあるので、市販の問題集を書店で手に取ってみると実技の問題部分はきんざいとFP協会用の2種類用意されていて違和感感じまくりでした。
FP協会のほうが比較的実技の難易度は低いといわれ、実技の採点方式も20問出題されて100点満点の各5点。60点以上で合格ですが、私はきんざいが販売しているオフィシャルの学科・実技過去問題集を延々と繰り返し解いていました。
その理由としては、オフィシャルの団体が公式に発売している過去問題集だったので、傾向と対策がしっかりと押さえられていると考えたからです。
最後に。FP3級を受験する皆様へ
資格試験に挑戦する方々の受験理由は様々。試験挑戦に対して積極的又は消極的な方がいるのは事実です。しかし、せっかく受験するのであれば真剣に向き合っていきたいですよね!。今回は私の体験談も交えての記事でしたが、きんざいが良いのかFP協会が良いのか本当のところは皆さんの「相性」かもしれません。両団体の試験問題を比較検討してください。
また、きんざいではFP技能士試験の「前段階」的な新しい検定が誕生しました。その名も
「金融リテラシー検定」
この検定は中高生にとって需要がある検定かもしれません。詳しくはきんざいのHPにてご確認下さい。
今回もご覧いただき誠にありがとうございました。
※追記
2023年12月に金融リテラシー検定をスマホで受験して、88点で合格しました。(;^_^A
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