実は、試験に不合格する方にはある共通点があります。
いつもひとつBlogをご覧いただきありがとうございます。今回は、各種資格・検定試験の合格者に共通する内容をお伝えいたします。
こんな方に読んで欲しい
・何度挑戦しても検定試験などで不合格になってしまう
・これから資格取得したい。1発で合格したい
・受験勉強などで頑張るわが子に対してアドバイスしたい親御さん
私も試験に何度か挑戦しているんだけど、いつもあと1~2点足りなくて、不合格になってしまいます。あともう少しで合格できたのに。。。
「あともう少しで合格できたのに( ;∀;)」このセリフ。不合格した方が良く言うセリフですね。
うわっ、今日は厳しいですね。
私も今まで多くの資格試験や公務員試験を経験しました。私もあと1~2点あれば合格できた試験たくさんありましたよ。
現在の私は、FP試験等を教える側に立ってます。試験不合格者を見たときに気付いたことをお伝えいたします。
不合格者には共通点があった
1.情報不足
2.慢心
3.思い込み
4.スケジューリング不足
1.情報不足
資格・検定試験に合格したいと思って勉強を始めます。しかし、ただやみくもにテキストと問題集を買って勉強してもスムーズに合格できないでしょう。それは、情報不足。すなわち「敵を知る」というリサーチをせずに勉強を行うからです。
え?でも資格試験を受験する際には受験申し込みを行う際に試験日や受験料を支払うので、試験日に間に合わせるように学習を始めてるわよ。
たしかにそれも間違ってはいませんが、私の言う「情報不足」の「情報」というのは、挑戦する資格試験において次の内容の事をいいます。
・試験合格までのおおよその学習時間
・合否基準
・出題分野
・出題分野別の配点内訳
です。詳しく解説していきます。
【合否基準】
資格試験の合否基準は大きく2つあります。
<絶対評価>
ある基準点以上を取得すれば、全員が合格できるもの。
例)FP技能士や日商簿記など。
<分野別の最低点数が設けられた絶対評価>
その名の通り、各分野で基準点以上クリアしないと合格できないもの
例)行政書士、秘書検定
<相対評価>
受験者の上位〇〇%前後に合格ラインが設定されていて、毎回の試験合格ラインの点数が変動するもの
例)宅建士試験、司法書士試験、公務員試験、弁護士、公認会計士、不動産鑑定士などの難関資格の殆どが、相対評価です。
やる気だけではなく、受験する試験の概要を事前にチェックして対策を立てて学習を行えばいいって事ね!
仰る通りです。まずは「敵を知る」ことをしないと勝負に勝つことはできません。
2.慢心
慢心って、辞書で調べてみると「いい気になること」、「おごり高ぶる。又は自慢すること」って書いてあったわ。
資格試験等の受験勉強で1番の敵は「自分自身」です。学習を進めていく中で「慢心」がでてくると危険信号なんですよ。
資格試験等の受験勉強では必ずと言っていいほど「過去問」を解いてその試験の傾向と対策を知り習熟度を高めていきます。過去問を解きまくって満点をとって、それを「自信」に繋げるのではなく「自慢」に走ると謙虚ではなくなってしまうのです。皆さんの周りにも学生時代、模試の点数は高得点なのに本番の試験では…のような場面に遭遇した経験はありませんか?
大学受験で、模試では高得点なのに本番では不合格になったとかって聞いたことある。
そうなんです。まさにそれが慢心の状態の可能性が極めて高いです。「慢心」と「自信」は全くの別物なので、謙虚に学習を進めていきましょう。
これぐらい(時間)やったんだから大丈夫は「油断大敵」
常に前傾姿勢で「自分に足りないものは何か?」を考えて突き進んでいきましょう!
3.思い込み
例えばFP3級試験の学習時間の目安は80~150時間と言われています。目安の学習時間を大幅に上回る300時間勉強して、「300時間も勉強したから大丈夫だろう」は誤った思い込みになります。
先ほどの「慢心」と似ている部分が多いのですが
①模試ではいつも9割以上点数がとれている
②人の何倍も勉強した
③睡眠時間を削って勉強した努力は誰にも負けない
上記①~③のような場合、本当に確実に合格できるでしょうか?
では①の場合
本試験制限時間内に余裕をもって9割以上の点数がとれているのか?
②の場合
どこの誰を基準として比較しているのか?
③の場合
睡眠不足の状態で本当に効率の良い学習ができているのか?
ちょっと厳しいですね・・・
「思い込み」の強い場合、試験では問題文をちゃんと読まず、うっかりミスで点数を落とす場合が多いんです。
4.スケジューリング(計画)不足
資格試験も仕事もスケジュール(計画)が大事です!。「予定は未定」という言葉もありますが、「予定」は立てておいた方がイレギュラーが発生しても臨機応変に対応できます。資格試験等に不合格になる人の多くは、スケジュールをしっかりと立てていない場合が多いです。
学習計画の立て方がわからなくて・・・
では、計画の立て方をご紹介いたします。この学習計画は勉強を開始する前にじっくりと時間をかけて行ってください。1週間くらいで計画を練ってもOKです。
ポイントは「ゴールから逆算して計画を立てる」です。
[長期計画]
ザックリと計画を立てます。
例えば、1年後に資格試験があるとします。試験9か月前にはテキストを3周して、試験までの3か月は模試を解いて分からないところはテキストで再確認をする。
[中期計画]
長期計画を基に深堀していく。9か月後にはテキストを3周するまでには3か月でテキストを1周する。といった感じで、目標達成の目途を立てる。
[短期計画]
中期計画をさらに深堀していく。3か月でテキストを1周するには?
1か月でどれくらいの範囲を学習しなければならないのか?
1週間でどれくらいのペースで進めていかなくてはならないのか?
1日どれくらいの学習時間を捻出しなければならないのか?
※[計画は毎週見直す]
合格までの計画が出来上がっても、「予定は未定」。イレギュラーが発生して計画通りに進まないこともあります。なので、計画の中に初めから「イレギュラー」も想定して予定を組み込んでください。
計画の必要性はわかったわ。ギュウギュウに詰め込みすぎないって事よね!
その通りです。計画(予定)を詰め詰めにすると、計画通りにいかなかったストレスなどでモチベが低下しちゃいます。
最後に
いかがでしたか?
1.情報不足
2.慢心
3.思い込み
4.スケジューリング不足
しっかりと情報を集め、謙虚に学習を進めていく。その際には、自分の置かれている状況(学生・社会人・子育て中など)に応じてしっかりとスケジュール作成しましょう!
無理をしすぎていないか?
本当にこのスケジュールで継続した学習ができるのか?
定期的に学習計画進捗を確認して進めていきましょう!
今回の記事は以上となります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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