ひとつBLOGをご覧いただきありがとうございます。今回は、とある資格試験に興味を持ち、それを受験してみようかな?。受験を申し込んだけど、それを見送ろうか迷っている方に対して「意思決定マトリクス」を活用して問題の解決策をご紹介させていただきます。参考にしていただけたら幸いです。
こんな方に読んで欲しい
・意思決定に迷っている
・物事の優先順位がわからない
・この資格が気になる。やってみようかな?
・試験に申し込んだけど、試験本番までに合格できるレベルにたどり着けられるか?
・イレギュラーな予定が舞い込んできた。どうしよう。
・複数のタスクがある場合の優先順位の立て方。
新しい事にチャレンジしたいけど、いざやってみると時間が確保できないし家族に対して申し訳ない気持ちがあって。。。なかなか難しいのよね。
そんな時こそ意思決定マトリクスを活用して現状を「見える化」して客観的に分析・解決をしてみましょう。!
問題と課題
我々は日常生活において多かれ少なかれ様々な「問題」を抱えています。ここで今一度確認しましょう。「問題」とは、あるべき姿と現状のギャップの事を言い、その問題に対してどのように解決していくかが「課題」です。資格試験に挑戦を検討している又はすでに挑戦している学生さんや社会人のみなさんも「問題」に直面した時こそ「意思決定マトリクス」を活用して問題解決の参考にしてみましょう。
意思決定マトリクスとは?
意思決定マトリクスとは、緊急度や重要度などをから導いた優先順位などをもとに数値化して意思を固めていく作業です。企業でも取り入れられているフレームワークです。では、基本的な意思決定マトリクスの簡略化したテンプレートをみてみましょう。
表の中には、各項目に対して1~5の数字を入れていきます。合計点数が高いものから優先的に取り組んでいきます。
例えば、FP3級を受験しようと思った時、意思決定マトリクスで「見える化」(定量化)してみましょう。
数値を入力していく際には1~5の5段階ですが、1よりも5のほうが重要度は高いという意味です。
①今度の試験に向けて学習を開始する行動をとった時、合計点数が20点
②次回の試験に向けて行動を開始した場合の合計点数は24点
③FP3級よりも他の試験を検討した場合の点数は25点
という事は、今取り組むべき行動としては③となります。
うわぁ、頭の中で混乱していた問題が客観的に見えたわ。
自分の中で今やるべきことが定量評価できますね。
変則版意思決定マトリクス
次は私がオリジナルで作成した意思決定マトリクスです。私は物欲が強く、新商品などが発売されるとすぐに欲しくなっちゃいます。しかし、予算の都合などもあり欲しい物がすべて手に入るとは限りません。そんな時に意思決定マトリクスで「本当に今欲しい物なのか?」を客観的に判断して物欲を制御します。
例えば、スマホやスマートウォッチ、ノートPCそして通勤用のバイクなど生活に必要なものはすべて持っているのに、新商品が発売されたので物欲が沸いています。変則版の意思決定マトリクスで見てみましょう。
全ての項目に数値を入力して合計点数を見てみると、①と②は必ず必要ではないのです。それよりも④の通勤用バイクに関しては買い替え時期に入り、緊急性が高い(ガタがきている)のと、合計点数が10点で最も高いので、これを機に程度の良い中古か思い切って新車に買い替える必要があるという事です。
意思決定マトリクスからみえるもの
もう一度、FP3級受験に際しての意思決定マトリクスを見てみましょう
意思決定マトリクスではビジネスの場で組織として決めごとを行う際に活用するフレームワークですが、この場合には今自分がやろうとしている行動計画の妥当性を判断する際に使用します。「FP3級を受験したい」という事象に対して、将来性はあるものの、今すぐに必要な資格ではないという事になります。FP3級よりも他に緊急性の高い③他の資格を検討したほうが良いと言えます。
何のために資格を取得するのか?
意思決定マトリクスで優先順位が見える化したことで改めて確認することが出てきました。それは「本当にこの資格が必要なのか?」です。資格は長い人生の中で必要だと思います。例えば今、会社員として働いているのであれば、その社内でのキャリアアップに必要な資格が優先されるかもしれません。仮に今の会社を退職して、次のやりたいことが見つかっているのであれば、それに関連する資格取得に向けてチャレンジしていきましょう。
たしかに。ネットなどで「持ってて有利な資格ランキング」が紹介されるけど、今の自分の状況や今後のライフプランを見据えたうえで本当に必要なのか?を考えないといけないですね。
そうですね。私自身、FP2級を取得した後に宅建士に向けて動き出していましたが、なぜかしっくりこなくて。。。意思決定マトリクスを書いて自己分析したら、今の自分には簿記が優先であることを知ることができました。
無理をせずに進めていくこと
資格を取得することは、自己のスキルアップに繋がり自己価値を高め転職の際に役立ちます。しかし、無理をし資格取得をすることで体調を崩したり、すると家族を心配させてしまいます。資格試験の良い面としては、年齢制限などがないことです。ゆっくりコツコツと学習していってスキルUPに努めましょう!。
さいごに。受験を見送るという選択肢も大事
「自分で決めたことだから、最後までやり抜く。最後までやり切る」という意思も大事ですが、資格試験に向けて学習を始めていくと、無理して体調を崩したり、その他にもイレギュラーが発生する場合があります。例えば
・子どもの発表会の日程と重なった。
・仕事で大事な商談が入ってしまった。
などなど・・・
イレギュラーの状況によってではありますが、このまま学習を進めるよりも思い切って「見送る」という選択肢も大事です。
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