今の時代、このやり方をしないのはもったいない。
今回は「耳学」について記事を書いてみました。少しでも皆様のお役に立てられれば幸いです。
「耳学」?
私は初めて聞く言葉です。
私も最初は知らなかった言葉です・しかし、Twitterなどで資格勉強に励む学生さんや社会人のツイートに「耳学」とあり、それを調べて実践したところ、記憶力がグンとUPしました。
耳学とは?
耳学とは、テキストや問題を音声録音して「耳」から情報を取り入れて暗記学習する勉強方法の一つです。
最近では、YOUTUBEでも「聞き流し動画」がありますが、それも「耳学」の一種です。私がお勧めしたい耳学は「自分の声」です。
自分で発声するという事は、運動神経を使って口やのどを動かし、声に出すという事。このような行動によって記憶が定着しやすくなる現象を「運動性記憶」と呼びます。
自分の好きな歌の歌詞は、歌を口ずさんでいるから歌詞を自然と覚えている経験はありませんか?まさにそれです。
私自身も高校生の時(90年代半ば)、バンド活動していた時に発音や音程を確認するためにボーカルの声をテープに録音してました。その結果、歌詞は暗記できるし英語発音も改善されてメリットだらけでした。
耳学のやり方
[用意する物]
- スマホ
- テキストor問題集
やり方は簡単です
①スマホのボイスメモを起動
②テキストor問題集を読んで録音する。(自分の声がを聴くのが最初は違和感すごい)
③録音した部分を聴きながら教材を読む
④耳学しながら繰り返し学習して、その範囲をINPUTする
たったそれだけです。
耳学を通しての感想
効果抜群です。最初は違和感を感じます。続けていくと、自分の声を聴く違和感もなくなり、読み上げ録音も上手になります。
エビングハウスの忘却曲線はあまりにも有名な研究結果です。人間は基本的に「生存に関すること以外の内容は忘れる生き物」。図のイラストを見てもわかる通り、暗記系科目の記憶を定着させるには、忘れかけたころに復習を行うことが大事です。忘却曲線のタイミングで耳学を行えば、記憶の定着を効率よく行うことが期待されます。
私が感じた耳学
膨大なセリフを暗記する役者さんはどうやってセリフを覚えるのだろう?
調べてみると「台本を何回も読む」でした。
話すことによって目と耳から情報をINPUTして脳に記憶を定着させていきます。耳学はINPUTに特化した学習方法です。試験(テスト)では、頭の中にある「覚えた記憶」を「思い出して」問題を解きます。
暗記の仕方には
・書く
・図解やイラストにする
・覚えたものを口頭で伝える
・リズムで覚える(歌の歌詞なんてそれですよね)
・耳で聞く
様々な方法がある中で、自分に合った暗記法があるはずです。その中でも耳学は最短で資格試験や学校のテストなどで効果を最大限に発揮する要素が多い手法です。
耳学のメリット
ズバリ、「ながら学習」ができる事です。耳学は基本的にインプット主体なので
- 料理をしながら
- ウォーキングをしながら
- 電車に乗りながら
- 掃除をしながら
- お風呂の中でも
他にもメリットとしては、音声を直接脳にインプットするので、脳の活性化に繋がります。ちなみに私は、耳学の音声を聴きながら寝てます。
耳学のデメリット
勉強はやはりアウトプット量の多い人が強いです。耳学(インプット)だけやっても、得た知識をアウトプットしないと無意味となります。例えばニュースをラジオで聴いて、その内容を相手に伝える(アウトプット)する事によって、世の中の出来事に対して興味関心を持てるようになります。
暗記だけしても、実際に問題を解かないと意味がないってことですよね?
はい。
耳学だけをやったら問題が解ける。暗記ができるではなく、耳学はあくまでも試験で出題される内容を「覚える」手段の一つです。覚えた内容を実際に問題集でOUTPUTをして効果測定を適宜行いましょう!
例題)テレビとラジオ、それぞれの実況の違い
あるスポーツの試合をテレビとラジオで実況放送してます。試合の様子を耳だけで知りたい場合、あなたならテレビ実況とラジオ実況どちらを聴きますか?。私は後者です。ラジオの実況は試合の様子を逐一、わかりやすく言語化して伝えるからです。もしかしたら、テレビが普及する前のラジオ全盛期の時は、人々は耳学能力は今の私たちよりも優れていたかもしれませんね。
最強の耳学方法は?
「自分の声」で録音してそれを繰り返し聴く事です!。ポイントとしては
- 少し早口で喋る
- 頻出のフレーズは抑揚をつける。
- えー、とか、あー、とかのつなぎ言葉(フィラー)を使わない。
まとめ
あなたは仕事や学校の授業でプレゼンを行ったことはありますか?。資料台本を読み込み、それに合わせてスライドを進めていく。何回も繰り返していくうちにプレゼンが上手になっていく経験などがある方は、「運動性記憶」が大きく影響しているからなのです。自分の声で録音して耳学を行う。これって実は録音時に「アウトプット」と「インプット」をします。
最初は自分の声に違和感を感じると思いますが、自分の声で録音しているので、耳学しながら「次は○○の問題や〇〇の論点が出題される」と知っているし、その声に合わせて小さい声で復唱(問題が出題されたら、自分で答えを言ってみる)すれば、記憶の定着がさらにアップです。忙しい世の中、いろんな方法を試してトライしてみてはいかがでしょうか?
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