あなたのキャリアを加速する。FP資格と同時並行で学習できる資格4選。

FP試験対策

資格同士を掛け合わせることで、自分の価値が大幅にUP!

ひとつBLOGをご覧いただきありがとうございます。

 ダブルライセンストリプルライセンスなどという言葉を聞いたことはありますか?。国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP)試験以外にも様々な資格が存在します。FPの資格に他の資格を組み合わせることで、自己の価値をもっと高めることができます。今回はFP試験学習と同時並行できるおすすめ資格4選についてご紹介いたします。よろしくお願いいたします。

この記事を読んでほしい方

  • 転職やスキルアップを考えている方。
  • 資格取得による学びを日常生活に活かしたい方

関連する複数の資格を取得することで自分の可能性が広がるってことですか?

<span class="fz-12px">うちな~さん</span>
うちな~さん

はい。資格を1つだけ保有していても凄い事ですが、資格を組み合わせることで転職や人生設計において大きな力を発揮しますよ。

FP試験の実施月・合格率

FP技能士試験は1級(実技は6月・9月・2月)・2級は毎年5・9・1月の3回実施されます。3級の試験は、2024年度から新たにネット試験(CBT)で受験が出来ます。詳しくは3級FP技能検定がCBT方式に移行しますの記事でご確認ください。

FP3級合格率は70%程度

FP2級合格率は25~30%程度

となっております。
さらに、2025年度よりFP2級試験もCBT試験へと移行します。

FP試験の学習時間

 FP3級の学習時間は80~150時間、2級では150~300時間と言われています。FP試験は原則、他の試験とは異なり3級に合格しないと2級に挑戦できない仕組みが採用されています。3級はスマホアプリの学科1問1答と、学科・実技の過去問直近3~5回分を徹底的にやりこむだけでも合格は不可能ではありません。しかし、2級に関しては、3級の知識を掘り下げて出題されるので、3級の知識しっかりと固めておかないと2級に合格することは難しいです。

 3級だけの合格がゴールの方は、テキストをサッと一通り読んでスマホアプリやりまくる。2級合格がゴールの方は、3級試験を8割以上の点数でGETすることを目標にガッツリ学習しましょう。

FPと相性の良い資格4選

  • ①日商簿記3級、2級
  • ②宅建士
  • ③管理業務主任者試験
  • ④行政書士
<span class="fz-12px">うちな~さん</span>
うちな~さん

今回は、試験の難易度も考慮しながらも、FPと相性の良い資格を挙げてみました。

1つ目:FP×日商簿記(3・2級)

 日本商工会議所が主催する日商簿記検定の中で、3級試験は商業簿記の基礎知識を問う資格です。ペーパー統一試験は毎年6・11・2月の年3回。インターネットによるCBT試験(3・2級のみ)では、試験日を自分で選んで(受験できない日などもある。)受験する事ができます。受験者は、就活を控えた学生から働く社会人まで幅広く、経理や会計に関する仕事をする人にとっては必須のスキルです。入出金伝票や決算書などの経理関連書類を理解し、作成できるようになります。

 日商簿記3級の合格率は、概ね30~45%です。合格に必要な学習時間は80~100時間。合格点は100点満点中70点で、基本的な知識を問う問題が多く、時間配分が適切であれば十分合格点が目指せます。

 一方、日商簿記2級は合格率が15~30%と難易度が高くなりまる。商業簿記に加えて工業簿記が試験問題に含まれます。日商簿記2級は3級に比べて経理・財務の仕事に対して即戦力として活かす事が出来ます。特にFP2級では中小企業のライフプランの作成やリスク管理と言った部分で簿記の貸借対照表や損益計算書等の簿記の知識が問われます。学習時間の目安としては

・初学者から2級に挑戦する場合→200~350時間

・日商簿記3級を取得してから2級を挑戦する場合→100~200時間

※日商簿記はFP試験とは異なり、1級・2級・3級をご自身の希望で受験する事が出来ます。

2つ目:FP×宅建士

 宅建士は、不動産売買や賃貸借の契約に関する重要事項の説明や書類作成を行う事が出来る国家資格です。試験は毎年1回、10月にマークシート択一方式で実施されます。試験合格率は15~30%です。試験範囲は民法、商法、宅地建物取引業法をはじめ、FPでいう「不動産」「相続・事業承継」分野に関わる問題が深く出題されます。

・初学者から始める場合→約500時間

・法学部出身や、FP2級保持者、大卒公務員試験経験者→100~300時間

マイホーム購入をきっかけに、不動産に関する知識を学ぶために宅建士の資格を取得した友人を知ってるわ。

<span class="fz-12px">うちな~さん</span>
うちな~さん

不動産購入後の持ち家を将来どのように活用するのか?など将来の資産運用に関して、宅建士の知識とFPの知識はかかわりが深いですよね。

3つ目:FP×管理業務主任者試験

  管理業務主任者試験とは、マンションの管理の適正化の推進に関する法律で定められた国家資格のことです。※これに似た資格で「マンション管理士」がありますが、この試験は合格率が7~9%台の超難関です。管理業務主任者試験に合格すると、管理業務主任者として登録し、マンション管理業者が管理組合等に対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告などを行うことができます。

 試験範囲は、マンション管理に関する法律や簿記などから構成されます。試験時間は3時間で、5肢択一式のマークシート方式です。試験難易度は宅建士と同じくらいで、合格率は15~30%程度です。

・学習時間→300~400時間

4つ目:FP×行政書士

 行政書士とは、依頼者から相談を受けて必要な情報を収集し書類を作成して依頼者に確認してもらい、官公署に提出するという国家資格です、書類の手続き内容としては、遺言・相続、契約書、自動車登録、日本国籍取得、土地活用、内容証明などです。

試験は、毎年11月に実施され、試験科目は、法令等科目(5科目)と一般知識等科目(3科目)があります。試験時間は3時間で、5肢択一式のマークシート方式です。行政書士の試験の難易度は、合格率は7~12%程度です。

・初学者の学習時間→600~1,000時間

・上級公務員試験経験者や宅建士資格保有者→約600時間

複数ライセンスのメリット

  • 転職に有利となる。
  • マネーリテラシーが高まり、財務・金融、法律の知識が身に着くことで、様々な方とコミュニケーションがとれる。
  • 企業の決算書が読めるようになる。
  • 会社によっては、資格手当がもらえる

最後に

 今回は、FPを起点に相性の良い資格を4つ挙げてみました。FP技能士の資格と上記資格を掛け合わせることによって、不動産系と法律系、経理事務系の3つの業種に力を発揮できます。1つずつ資格を取得して行って自分の価値を高める方法も良し。FPと簿記を並行して学習するのも良し。少子高齢社会となる日本の将来を見据えて、自分のライフプランをたてて行動してみてはいかがでしょうか?

※2024年。個人的には最近、全国経理教育協会主催の所得税法能力検定2級と、財団法人職業技能振興会が主催する給与計算能力実務検定が気になります。(〃艸〃)ムフッ

追記:2024年2月4日実施の全経所得税法2級試験に合格することができました。FP2級と所得税法2級を掛け合わせることで、自営業者の確定申告や控除の要件等の理解が深まりました。

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