なぜ僕たちは「即効性」を求めてしまうのか?

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“即効性”を制する者は何を制するのか?
いつもひとつBLOGをご覧いただきありがとうございます。”コスパ”や”タイパ”などの概念が生まれ、それを追求していく中で私自身がふと感じたこと。思ったことを記事にしてみました。

 ”コスパ”や”タイパ”は私も意識はするけれど、具体的に突き詰めていったその先の「即効性」までは考えたことはなかったわ。

うちな~さん
うちな~さん

私も同じです。タイトルにもあるように、なぜ私たちは「即効性」を求めてしまうのか?。そのことについて掘り下げて考えてみました。

“すぐ効く”が好きなのは悪いこと?

スマホ1台で何でもできるこの時代。情報も食事も買い物も、数分で完結します。 そんな生活の中で、「結果もすぐ欲しい」と思ってしまうのは、私だけではないと思います。

でも、例えば

  • 勉強が続かない
  • ダイエットが挫折する
  • 成果が出る前に諦める

そんな悩みの裏には、「即効性」にとらわれすぎる心理があるかもしれません。 今回は、私たちが「なぜ即効性を求めるのか」、そしてそれとどう付き合えばいいのかを掘り下げていきます。

即効性を求めるのは、脳のしくみ?

脳科学によれば、人間は“すぐに報酬を得られる”ことに強く反応するそう。 たとえばSNSの「いいね」通知はその代表例。即時に承認されることで、ドーパミンが分泌され、快感が得られます。

この“即報酬”サイクルに慣れると、努力→結果という長期的なプロセスにイライラを感じやすくなるのです。

 たしかにSNSで投稿した内容に対して「いいね」の数が多かったり、コメントが多かったら嬉しくなるわ。

SNSやテックが育てた「即効文化」

インターネットが発達し、スマホが日常生活に浸透してからは、さらに「即効性」に対して敏感になってきたような気がします。特にデジタルネイティヴのZ世代は、物心ついた時から「検索すれば答えがある」世界に生きてきました。例を挙げてみると

  • TikTokの“秒でわかる解説”動画
  • ChatGPTに聞けば3秒で答えが返る
  • YouTubeの「3分で合格法まとめ」動画

こうしたツールは便利だけど、「短く・早く・わかりやすく」が当たり前になると、“時間がかかるもの=非効率”という錯覚に陥りがちです。

 その通りだわ。効率よく短時間で求めている答えが見つからないと、「時間がかかるものは非効率」という思考回路になってしまいます。

うちな~さん
うちな~さん

そうですよね。便利すぎるあまりに、自分自身で「考える力」が育たなくなるように感じます。

「〇〇日で合格」の言葉に焦る心理とは?

資格試験、大学受験、スキル習得などにおいて、「〇日でマスター」という言葉に惹かれたことはありませんか?

  • 「自分にもできそう」と希望を持てる
  • 「早く結果が出れば楽」と思える
  • 「他より早ければ勝ち組」と感じられる

これらは売り手のマーケティング的な「手法」として意図されているものですが、焦りや不安を刺激する側面も否めません。

 「不満・不安・不便」を解消するための内容にはとても興味があります。

資格勉強とダイエットは「即効性」という罠に似ている

資格取得とダイエットを商材としているビジネスにおいてのマーケティングの「仕掛け」は、似ています。どちらも始めた当初はモチベーションが高くても、結果が見えるまでには時間がかかります。

  • 体重が落ちるまでの日数
  • スコアが上がるまでの反復量

ここで”バグ”が発生してしまうのです。勉強やダイエットを始めて数日ったころ「まだ変わらない=自分に向いてない」と誤解してしまうと、継続が途切れてしまいます。 継続こそが、即効性を超える“成果”を生み出す鍵なのに、です。

うちな~さん
うちな~さん

自分の頑張りが足りないのかな?それとも自分に合っていないのかな?など、検証する過程においてだんだんとネガティヴになった経験があります。

 すべての方に対して当てはまるというわけではないんですね!

「質と量、どっちが大事?」に終わりはある?

ここで、自分で決めた目標に対して取り組みを進めていくと必ずこの論点にぶつかります。その論点とは「質と量どっちが大事」論です。

「質」派の意見としては、限られた時間で効果を最大化

「量」派の意見としては、とにかく手を動かすことで慣れる

うちな~さん
うちな~さん

私の結論はシンプル。量から質が生まれるのが本質です。 最初はうまくいかなくても、量をこなす中で徐々に「正しいやり方」が見えてくる。これが“持続する人”の共通点です。

お金と即効性の因果関係

”即効性”から少しテーマはズレますが、「時間をお金で買う」という概念も実は”即効性”に似ている側面があるのかもしれません。

  • 電車よりタクシー=時短
  • Uberなどのデリバリー=調理時間ゼロ
  • 高額オンライン講座=“成果保証”に見える安心感

こうした選択は便利ですが、結果の早さをお金で解決しようとする習慣がつくと、持続力や地道な積み上げを軽視しやすくなります。

即効性を優先しがちなZ世代が、気をつけたい5つの落とし穴

シーン即効性の選択リスク
勉強1日ですべて覚えるすぐに忘れる
SNS運用”バズ”狙い投稿続かない=ネタが切れる
資格取得最短・裏技マスターで学ぶ応用が効かなくなる
健康・ダイエット〇〇だけで痩せる方法リバウンドのリスク大
時間管理タスクをまとめて処理雑になり、効果が薄れる

即効性を追求することが全て正しいとは言えないわね。

うちな~さん
うちな~さん

物事には全てメリデメがあるので、即効性を求めるときには、”本質”を見抜くチカラが必要になります。

どうすれば「即効性」と上手に付き合えるのか?

これまでの私の経験から、即効性と上手に付き合う・向き合うためにまとめたものを紹介します。

1.短期目標+長期ビジョンをセットで持つ

2.“3日でできる”より“毎日10分続ける”を重視する

3.SNSで焦ったら、「昨日の自分」と比較する

4.習得プロセスを見える化して、成長を実感する

5.“早さ”ではなく“深さ”に投資する

まとめ|即効性は魅力。でも「遅いけど確実」はもっと強い。

即効性は、人間の本能やテクノロジーに後押しされて、ますます求められるようになりました。 でもそれは、“便利なツール”であって、“人生の主導権”ではありません。
「達成・成功したら自分の成果」
「失敗したらツールのせい」
といった他責にしていた自分がとても恥ずかしいです。

一歩ずつ積み上げた先にある結果は、 「急いで手に入れたもの」より、ずっと深い満足感をもたらしてくれます。

特にZ世代のみなさん。焦らない選択をしていきたいですね。

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