39歳からの学び直しで気づいた、学生時代に勉強すべき理由7選

勉強方法関連

生意気で頑固だった私が“学ぶ意味”に目覚めた理由

この記事は、勉強に悩む中高生、子どもの学びに不安を感じる保護者、そして教育に関心のあるすべての方に向けて書いています。

 学生時代までは、なんで勉強するのかなってずーっと思っていました。

うちな~さん
うちな~さん

私も同じく、数学の「解の公式」や理科で習う元素記号などホントに実生活で必要があるのかなと思っていましたが、実はそうではないようです。

勉強が嫌いだった私が、今“学び”を語る理由

 小中高、そして大学まで、私は勉強が好きではありませんでした。
なぜ勉強しなければならないのか?」という問いに、納得できる答えを誰もくれなかったからです。先生に「なぜ九九を暗記するの?」と聞いても、「つべこべ言わず覚えなさい」と言われるだけ。納得しないと動けない性格の私は、勉強に対して拒否反応を起こしていました。

それでも、数学の連立方程式を解いて正解したときの嬉しさは今でも覚えています。
今思えば、あれこそが“学びの快感”だったのかもしれません。

社会人になってからの“学び直し”と後悔

39歳になってから、私はFP3級の取得を皮切りに、簿記や税法の勉強を始めました。
その過程で痛感したのは、「もっと早く学んでおけばよかった」という後悔です。 社会人の約6割が「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」と感じているそうです。特に後悔が多い分野は以下の通り。

後悔している学習分野割合
英語・語学約40%
数学・論理的思考約25%
IT・プログラミング約20%

株式会社ベネッセ教育総合研究所調べ

この数字は、今の子どもたちにとって“未来の自分”からのメッセージでもあります。

沖縄の現実が私の意識を変えた

 私が住む沖縄県は、全国と比べて子どもの貧困率が高く、学力も低い傾向があります。
厚生労働省の調査では、沖縄県の子どもの貧困率は約29.9%と全国平均(13.5%)の2倍以上。
文部科学省の全国学力・学習状況調査(令和5年度)でも、沖縄県の平均正答率は全国平均を下回っています。

この現実に向き合ったとき、「子どもたちが“時代を生き抜く力”をどう身につけるか」を真剣に考えるようになりました。

勉強する理由7選──今、子どもたちに伝えたいこと

  1. 社会の仕組みを理解する力がつく
    子どもの頃に算数など論理的思考力をしっかりと身に付けることで、今の自分とこれからの自分の人生を早いうちから目を向けることが出来、その後の資格取得。例えばFPや税法を学ぶことで、制度の裏側が見えるようになった。
  2. 問題解決力が育つ
    さきほどの1似た内容ですが、 数学の公式を使って答えを導く経験は、仕事でも役立つ
  3. 納得する力=自分で考える力が育つ
    “なぜ?”を考えることが、思考の土台になる
  4. 将来の選択肢が広がる
    資格(スキル)や知識があると、進路や職業の幅が広がる
  5. 人の役に立てる力が身につく
    困っている人に手を差し伸べるには、世の中の動きなどの知識が必要
  6. 時代の変化に対応できるようになる
    経済や政治の動きを理解し、柔軟に生きる力が身につけることが可能
  7. 自分の可能性に気づける
    学びを通して「自分にもできるかも」と思える瞬間がある

小中高生におすすめの資格ランキング(2025年版)

ランク資格名対象学年活用シーン
1位英検(実用英語技能検定)小〜高受験・留学・就職
2位MOS(Microsoft Office Specialist)中〜高パソコンスキル・事務職
3位漢検(日本漢字能力検定)小〜高読解力・語彙力強化
4位プログラミング検定(ジュニア)小〜中IT系進路・論理的思考
5位FP技能士3級高校生金融リテラシー・進学後の生活設計
うちな~さん
うちな~さん

資格は“肩書き”ではなく、“自分の武器”として活用することが重要です。

子どもたちが見ている“大人像”とは?

内閣府「こども・若者の意識と生活に関する調査(令和4年度)」によると、10〜14歳の子どもたちが抱く“大人”へのイメージは以下のような傾向があります:

  • 「忙しそう」「疲れている」:約45%
  • 「自由がない」:約30%
  • 「責任が重そう」:約25%
  • 「かっこいい」「尊敬できる」:約20%

この結果は、子どもたちが“大人になること”に対して希望と不安の両面を感じていることを示しています。

 こどもは大人たちを見て
「忙しそう」とか「疲れている」と思っているって衝撃だわ。

学びは未来の自分へのプレゼント

 私の夢は定年後、大学で学び直しをして、子どもたちのために何かできたらと考えています。
生意気で頑固だった私が変わったのは、沖縄の現実に向き合い、「学びが未来を変える」と気づいたからです。

今、学生や小さいお子様を育てている保護者の皆さんに伝えたい。
勉強は、未来の自分へのプレゼントです。

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