Z世代向け。令和の就活生事情

その他

 みなさん(高校生・専門学校生・短大生・大学生)は、どのように就職活動をしていますか?
令和の就活は、多様性と柔軟性がカギです。従来の「一括採用」や「年功序列」は徐々に形を変え、企業は通年採用や有給インターンを通じた採用にシフトしています。また、コロナ禍を経てリモート面接が一般化し、地方の学生も首都圏企業にアクセスしやすくなったのも特徴。SNSやYouTubeで企業情報を得る若者も増え、情報収集のスタイルも様変わりしています。

 私の本業である「新規学卒者支援」を行う中で見えてきた「今の就活」に関する事を書いてみました。

最近の大学生はいつごろから就活を開始しているのか?

 一般的には大学3年の夏頃からインターンに参加し、年明け以降に本格的な選考に臨むケースが多いです。ただ、早期化も進んでおり、2年次から動き出す学生も珍しくありません。一方、専門学校生や高校生は、卒業年次の秋〜冬頃から企業説明会や面接がスタートするパターンが主流です。学校のカリキュラムや業界によってもタイミングに違いがあるため、情報収集は早めにしておきましょう。

 学校行っても「就活しなさい」家に帰っても親からは「就活どうしているの?」って聞かれまくり。結構ストレス。

うちな~さん
うちな~さん

たしかにそうですね。ただ、学校側も保護者も就活生に対して「ベストな結果を出してほしい」がゆえのアクションなので、その思いも汲み取りつつ早めに自分の学校卒業後の「進路」を選択しなければなりません。

まずは合説に行こう!

 学校生活を過ごす中で、日々の勉強や部活・サークルや飲み会、バイトなどで充実していますが、就活の時期が必ずやってきます。私の提唱する就活の第1歩は「合説(合同企業説明会)に行こう」です。日本最大級の合説と言えば
・マイナビ就職EXPO
・リクナビ就活準備
・キャリタス就活フォーラム
この3つです。全国主要都市で開催される就活ですが、出展企業数も100社以上。大手企業から中小・ベンチャー企業まで幅広く、新しい発見と学び、出逢いが必ずあります。

合説はディズニーと同じ

 合説は大きな会場に沢山の企業出展ブースが設置されます。あなたがディズニーランドに行くときはどのような行動をとりますか?。楽しみたいアトラクションの優先順位を決めて、回るコースを設定して場所のチェックを行いますよね。それと全く同じです。
・合説会場のマップをチェック
・気になる参加企業をチェック
・話を聞いてみたい企業の事前予約を行う
この3つを準備していれば大丈夫です。

どんな企業が自分に向いているのか?

 それは「直感」です。参加企業の中で気になる企業があれば、そのHPを確認してみて下さい。そこで自分の働いている姿がイメージできれば、その企業の話を聞いてみる事をお勧めします。給与や福利厚生などの条件面だけを見て参加するよりも、前のめりな感じで企業の説明を集中して聞くことができます。

就活における悩みや壁は何なのか?

 私が就活生のヒアリングをした中で、就活における悩みや壁を紹介します。

  • 自己分析が難しくて、何が向いているのか分からない
  • 親や先生のアドバイスと自分の気持ちが食い違う
  • 面接でうまく話せず、自信を失う
  • 不採用が続いてモチベーションが下がる

 あなたも心配ありません。就活における悩みは皆が持っています。大切なのは「自分だけが悩んでいるわけじゃない」と知ること。そして、悩みを共有できる仲間や相談先を持つことです。

Z世代が働くうえで最も重視しているものは何か?

Z世代は「自分らしさ」や「社会とのつながり」を重視する傾向があります。働くこと自体が「生活のため」だけでなく、「価値を提供する場」「成長できる場」であることを望んでいます。例えば、

  • 社会貢献性が高いか
  • ワークライフバランスが取れているか
  • 自分の価値観と会社の文化が合っているか

Z世代以上の大人たちは「給与面」「待遇面」の改善こそ若者が集まってくれると思っているかもしれませんが、実は今のZ世代の就活における軸は「働く意義」や「やりがい」、「達成感」です。

最低限知っておいて欲しい。「求人票」のチェック項目

求人票には、企業が伝えたい情報と、読み解くべき本質が隠れています。以下のポイントを押さえてチェックしましょう

チェック項目見るべきポイント
雇用形態正社員か契約社員か、雇用の安定性
勤務地転勤の有無や希望エリアで働けるか
勤務時間・休日残業や休日出勤の有無、週休制度
給与・昇給・賞与初任給だけでなく昇給やボーナスの制度。
”賞与有。業績により支給”とあれば、毎年必ずあるとは限らない。
福利厚生交通費、家賃補助、研修制度など
求める人材像価値観やスキルが自分と合っているか。
自分が「ワクワク」するか。

求人票は「その企業と自分がマッチするか」を考える材料。見た目だけでなく、裏の意図まで読み取れる視点が求められます。

学校や親に言われるままの就活? 自分は何がしたいのか?

 就職活動は「人生の選択」の一部であり、「誰かの意見」ではなく「自分の軸」で進めることが大切です。学校や親の助言が参考になることはありますが、それがすべてではありません。

まずは「どんなことにワクワクするか」「どんな場面で力を発揮できるか」からヒントを探しましょう。就活は「正解」を探すものではなく、「自分にとっての納得解」をつくるプロセス。他人に決められる道ではなく、自分で選ぶ道を歩んでいきましょう。

 たくさんある企業の中から自分に合う企業を見つけるって大変なんですね。

うちな~さん
うちな~さん

皆さんの周りに将来の自分を公言している方っていますか?

例えば

「オレは将来、警察官になる」など。。。
実はそういった将来の自分を見つけている人って少数派なんです。その人たちの存在感が大きいから、「将来の自分を描けていない私って不安になる~」って思うんです。
だから、大丈夫。時間はかかってもいいので一人で抱え込まずに先輩や色んな人に相談して「自分の軸」を決めて就活を進めていきましょう。

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